老犬をうんちまみれにさせない!対策や注意点をケース別に解説

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帰宅後、うんちまみれの老犬と部屋をきれいにするのが毎日の日課になっていませんか?

「それでも、老犬であると認めたくないからオムツは使いたくない」

「オムツもペットシーツもビリビリにして、食べてしまうからどうしようもない」

などと思っている飼い主さんも多いことでしょう。

しかし、そんな思い込みをなくして愛犬に合った対策をすれば、飼い主さんはもちろん老犬のストレスも軽減できるかもしれません。

この記事では、老犬に合わせたケース別の対策を紹介した上で、老犬をうんちまみれにさせない具体的な方法や注意点についても解説していきます。老犬がうんちまみれになるのを諦めていた飼い主さんも、方法は1つだけではないということを理解し、ぜひ実践してみてください。

 

老犬をうんちまみれにさせないためのケース別の対策

老犬をうんちまみれにさせないための対策として、もっともよく紹介されているのはオムツをつけることだと思います。確かに、確実さ、清潔さ、処理のしやすさといったことを考えると1番よい対策と言えるでしょう。しかし、すべての老犬にこの対策が使えるわけではなく、オムツを嫌がる老犬もいます。

それからオムツと同じくらい紹介されているのが、サークルなどを使って行動範囲を制限しつつ、ペットシーツを敷いて部屋が汚れるのを防ぐ方法。しかしこの方法も、ペットシーツをビリビリにしたり、食べてしまったりする老犬には使えません。

このようなことから、この記事では以下の2つのケースごとに飼い主さんができる対策について解説していきます。

  1.     オムツが使える場合
  2.     オムツが使えない場合

 

ケース1:オムツが使える場合

愛犬がオムツの着用を嫌がらない場合は、迷わずオムツを使うことをおすすめします。そうはいっても、シニアになって初めてオムツの使用を考えた飼い主さんの中には

「ヒト用のオムツで手作りしている人もいるようだけど、犬用じゃダメなの?」

「値段やサイズ、機能性などいろいろあって、どれにすればよいのか分からない」

と思う飼い主さんもいるでしょう。

そんな問題を解決するべくこの章では、オムツを選ぶときのポイントや愛犬に合ったオムツを手作りする方法、オムツを使う場合の注意点について見ていきます。

 

オムツを選ぶポイント

オムツを実際に購入する際に最初に悩むのは、ヒト用と犬用どちらを選ぶべきかだと思います。犬用のオムツがあるのに、わざわざヒト用を使う理由は何なのでしょうか?

その理由はズバリ、値段です。犬用のオムツはヒト用に比べて、入っている枚数の割に値段が高くなっています。そのため毎日使うことを考えると、飼い主さんのお財布にやさしいのはヒト用のオムツになるのです。

しかし、ヒト用のオムツを使う場合は、飼い主さんが手を加える必要があります。具体的には、しっぽを出す穴を作ることと、足回りがきつい場合に切れ目を入れることです。とはいえ、この手間も1つ作ってしまえば、同じものを繰り返し作ればよいだけなのでそれほど手間にはならないかもしれません。複数個同時に作って、ストックしておくとよいでしょう。

 

うんちポケットつきオムツの作り方

それでは実際に、オムツの加工の手順を説明していきます。といっても「しっぽが出る部分に穴を開ければいいだけじゃないの?」と思う飼い主さんもいるでしょう。

しかし、しっぽのすぐ下に肛門があるので、穴を開けただけではうんちが外に出てしまう場合が多いのです。よって、老犬をうんちまみれにさせないために、ここではうんちポケットのつけ方も解説していきます。

 

うんちポケットつきオムツの作り方

  1.     ヒト用のオムツを愛犬のお尻に合わせて、尻尾を出す部分に印をつける(犬用の場合はすでに穴が開いているので、次の手順へ)
  2.     印をつけた部分から大きめにハサミで切って穴を作る。(犬用の場合も同様に大きめに穴を作るが、給水ポリマーが入っていないギリギリのところで切るのがおすすめ)
  3.     ヒト用のオムツの場合は老犬が給水ポリマーを誤飲するのを防ぐため、縁にテープを張って補強する(テープは柔らかい布テープがおすすめ)
  4.     その穴にうんちをキャッチするためのナイロン袋をホッチキスやテープを使ってつける(ナイロン袋が長すぎると老犬が踏んでしまうかもしれないので、床につかないようにするのがベスト)
  5.     しっぽが長い犬の場合は袋の中にしっぽがあると汚れてしまうので、袋の上側に穴を開けてしっぽを外に出す(袋の穴もテープで補強するとよい)

 

ここで1つ補足をしておくと、これと同じ機能を持つオムツはすでに商品として販売されています。少し値段は高めですが、オムツを作る時間が無いとか、自分で作る際のお手本として利用するのもよいかもしれません。

 

オムツを使う場合はオムツかぶれに注意

ここまでオムツの作り方について解説してきましたが、いよいよ着用するにあたって気をつけてほしいのが、オムツかぶれ。

オムツかぶれとは、オムツに覆われた部分の皮膚が赤くなるなどの炎症が起こることです。オムツにかぶれてしまうと、老犬にとって不快なのはもちろん、オムツをつけるのを嫌がるようになるかもしれません。そうならないためにも、オムツかぶれを防ぐ方法を知っておきましょう。

 

オムツかぶれを防ぐ方法

オムツかぶれを防ぐ1番の対策は、オムツを長時間つけないことです。オムツをつけているだけでもむれやすいのに、おしっこやうんちがある状態で長時間放置すると雑菌が繁殖してしまうこともあります。

そうならないために意識するべきポイントは、次の3つです。

・できるだけオムツをこまめに変える

・汚れを優しく取る

・愛犬に合ったサイズを選ぶ

 

オムツかぶれを予防するには、清潔さを保つのが1番です。なので、おしっこやうんちをしたのが分かった時点で新しいオムツに替えるようにしましょう。ただし、皮膚や毛が汚れている状態で新しいものに替えても意味がありません。

汚れてしまった場合は、汚れた部分だけぬるめのお湯で洗うか、ドライシャンプーをうまく活用しましょう。そして、濡れたところを拭くときには皮膚をゴシゴシ拭くのではなく、水分を吸収する感じで優しくタオルドライしましょう。ウェットティッシュを使う場合も同様に、必ずアルコール不使用の犬用のもので優しく拭き取るようにしてください。

さらに、愛犬に合ったサイズを選ぶこともかぶれの予防につながります。例えば大きいサイズだと、隙間ができて漏れの原因になったり、オムツが擦れることで炎症を起こしやすくなったりするのです。

また、汚れやすい部分の毛のカットやワセリン・ベビーパウダーを補助的に使うのも効果的ですね。

 

オムツをつけることはできるけれど、外してしまうときの対処法

ここまでオムツをつけられる場合を紹介してきましたが、中にはオムツは問題なくつけてくれるけれど、おしっこやうんちをすると自分で外してしまうという老犬もいるでしょう。この場合は先述した通り、オムツをできるだけ早く替えることで予防できます。

しかし、飼い主さんが外出している場合はそうもいきませんよね?そんなときは、犬用のオムツカバーやサスペンダーの利用をおすすめします。

オムツカバーはオムツをすっぽり覆ってくれるのでオムツを外しにくくできるし、サイズが合えばヒト用のパンツで代用することも可能です。サスペンダーは、オムツがずれるのを防いでくれて、オムツカバーと併用するとよりよいでしょう。

 

ケース2:オムツが使えない場合

上記ではオムツが使える場合の対策について解説しました。しかし、オムツをつけるのを嫌がってつけさせてくれなかったり、なんとかオムツはつけられてもすぐに食べそうな勢いでかじってしまったりする老犬もいますよね?

そんなときは、サークルなどを使った行動制限とペットシーツの利用をおすすめします。そうはいっても「うちの子はペットシーツをビリビリにしてしまうから使えない」という飼い主さんもいますよね?

そこでこの章では、ペットシーツが使える場合とペットシーツが使えない場合のそれぞれの対策について紹介していきます。

 

ペットシーツが使える場合

オムツは使えないけれどペットシーツは問題なく使える場合は、サークルなどケージより少し広めのスペースにペットシーツを隙間なく敷きつめるようにしましょう。そうすることで、部屋がうんちまみれになることを防げます。

とはいえ「その方法はもう実践したけれど、老犬自体はうんちまみれになってしまうから困っている」という飼い主さんもいるでしょう。そんなときは、ペットシーツの上に新聞紙を割いて入れてみてください。新聞紙がうんちにくっついて、老犬がうんちまみれになるのを予防できるかもしれません。ただし、この方法は新聞紙を食べてしまわない場合に有効です。

 

ペットシーツが使えない場合

オムツもペットシーツも使えない場合は、サークルなどで行動制限をしつつバスタオルや赤ちゃん用またはペット用の防水シートを敷いてみましょう。カサカサ音がして薄いペットシーツはビリビリにしてしまう犬でも、タオルや少し厚めの防水シートなら噛まない犬もたくさんいます。

この場合、ペットシーツのように使い捨てができずタオルなどを洗わなければいけないので、飼い主さんの負担は減らないかもしれません。しかし、バスタオルの場合は老犬が歩いてしわができることで、新聞紙と同じような効果が期待できるでしょう。

 

いろいろ試したけれどうまくいかなかった場合

上記の方法を全部試したけれど、うまくいかないこともありますよね?そんなときは、プロの力を借りるという手段もあることを頭に入れておきましょう。

具体的には、以下のような方法を試してみてください。

・老犬ホームに預ける

・老犬のデイサービスを利用する

・ペットホテルを利用する

・ペットシッターに頼んで、留守の間のお世話をしてもらう

 

プロに預けたことで、うんちの処理をする時間を自分の時間に使えるようになります。さらに、預けたときにスタッフがどのように対処したのかを聞いて、家でも実践することで状況が改善するかもしれません。

飼い主さん自身がダウンしてしまう前に、積極的に周りの人を頼るようにしましょう。

 

まとめ:老犬をうんちまみれにさせない方法はオムツだけじゃない!

この記事では、老犬をうんちまみれにさせないために、老犬に合わせたケース別の対策や具体的な方法、注意点について解説しました。

ネットや本では、老犬をうんちまみれにさせない方法として、オムツやペットシーツの利用がよくすすめられています。確かに、オムツの着用は1番簡単にできる予防法でしょう。しかし実際は、その方法を実践できない老犬もいますよね?その場合は、この記事を参考にして1度試してみましょう。ただし、ここで紹介しているのは1つの例にすぎません。いろいろと試行錯誤しながら、愛犬に合った方法を探してみてください。

この記事が、飼い主さんと老犬のストレスを少しでも減らすきっかけとなれば幸いです。