老犬のサプリメント

2021/10/19

ラビット
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愛犬にはいつまでも元気で健康でいてほしいと誰もが思いますよね!

しかしワンちゃんは犬種も様々で大きさや色などに個性があるのと同じく、不足している栄養素もそれぞれで違いがあります。なのでいつものドックフードだけでは栄養が不足しているかもしれません…。

特に老犬(シニア期のワンちゃん)は必要なエネルギーが減ることで、一度に食べられるご飯の量も減ってきます。

そうなることで摂るべき栄養素が不足している可能性が高いのです。健康そうに見えても老犬の関節や様々な体の機能は年々低下しています。

そこで今回は老犬におすすめサプリメントの特徴からサプリメントの注意点までをご紹介します。

挿絵:てりやき

サプリメントの形状と飲ませ方


 サプリメントの形は様々なタイプがあります。基本的にどの形状でもサプリメントを飲ませる方法はドックフードや好物に混ぜてあげるのが効果的です。

 しかし混ぜられていることに気が付くと、サプリメントだけ残してしまうこともあります。老犬は長生きしている分勘も鋭いですからね。その時には投薬用のおやつを活用してみてください。

形状や量によっても様々な飲ませ方がありますので、ぜひ愛犬に合った負担の少ないタイプを選んであげてください!

次にサプリメントの形状ごとの飲ませ方です。


・固形

 固形のタイプには「タブレット」「カプセル」「錠剤」などがあります。飲ませるポイントは一口で飲み込めることを確認することです。サプリメントを噛むことで苦みや嫌いな味を感じてしまうこともありますし、老犬であれば歯への影響も大きいです。もしもサプリメントが大きい場合は獣医師に相談の上で細かく砕いたりしましょう。

 また、歯が健康な場合は味がついているものを選ぶこともおすすめです!チキン味、ミックスベリー味、チーズ味などがあるそうですよ。

・粉末

 粉末のタイプには「粉」「パウダー」「顆粒」などがあります。

ドックフードなどと混ぜて飲ませる時の注意点は、ドックフードよりも薬の量が多くなりすぎないようにすることです。特に老犬は粉末が多くなってしまうことで咳が出たり、むせてしまうことがあります。それは避けてあげたいですよね…。しかし大型犬の場合は体が大きいため、どうしても薬の量が多くなってしまいます。なので薬の量が多い場合ははちみつや水などでペースト状にするのがおすすめです!

・液状

 液状のタイプには「水薬」「シロップ」などがあります。液状は摂取しやすい形状なので素直に飲んでくれることも多いですが、味が嫌いだと飲んでくれませんね…。その場合はスポイトで飲ませてあげる方法が主流です。スポイトで飲ませる際のポイントは次の2点です。

 1. マズル(鼻口部)を上向きにして口を開かせる

 2. スポイトを犬歯の後ろに差し込み、薬を少しずつ流し入れる

上記の手順で流し入れたら、しばらくの間マズルを少しだけ上向きにすると、薬液が喉を通りやすくなります!

老犬におすすめのサプリメントの成分


 サプリメントを選ぶ際には効果ばかりを意識してしまい、忘れがちになってしまうのが〔成分〕です。
サプリメントにはいくつかの効果がありますが、そのどれもが全てのワンちゃんに当てはまるわけではありません。

 それぞれ悩みや必要な栄養は様々です。さらに、サプリメントの成分の配合も商品によって異なるため、愛犬に必要な効果と成分をしっかりマッチさせる必要があります。

① 関節に効果的な成分

 老犬は関節液が減少し関節の環境が悪化するため、グルコサミンを摂取することが関節液補充に繋がると言われています。

関節炎に効くサプリメントはコセクイン、アンチノールなどがあります。このアンチノールは皮膚や体内の炎症にも効果的とされています。

② 免疫力に効果的な成分

 βグルカンや乳酸菌、必須アミノ酸、キノコ成分が豊富に含まれたサプリメントなどが挙げられます。

免疫力向上に役立ち、腫瘍や老犬の体力低下を軽減してくれます。

③ 肝臓に効果的な成分

 アミノ酸が多く含まれているサプリメントが肝臓の働きを助けるための作用を持ちます。

亜鉛、ビタミンBなども肝機能を助ける働きがあるそうです。

④ 消化器系に効果的な成分

 乳酸菌は腸内環境を整えてくれる作用があり、高栄養の野菜成分が含まれているサプリメントも同じく腸内環境を整える作用があります。

またトウモロコシ由来の繊維は便通がよくなると言われています。

その他の成分

目の機能にはルテインやアントシアニン、腎臓には活性炭やオメガ3脂肪酸などが効果的と言われています。他には精神安定を促す成分を含むサプリメントもあるそうです。

愛犬を観察する時のポイント


 何年もずっと一緒にいると愛犬の変化が見えにくくなってしまいます。年齢だけでは老犬かどうかは判断できません。次の様な行動や様子の変化を日々観察するようにしましょう。

・寝る時間が増える
・散歩に行きたがらない
・反応が鈍くなり耳が遠くなる
・段差、車の乗り降りをためらう
・後ずさりする

 これらの変化は老化のサインだと考えられます。元気な様に見えても人間と同じで、愛犬も必ず老いていきます。これらのサインに早い段階で気づくことで、病気の早期発見にもつながるので毎日の観察が大切です。

サプリメントを与える時の注意点


 まず愛犬に合ったサプリメントをしっかり選ぶことが大切です。

パッケージやサプリメントの効果だけで選ぶのではなく、成分や形状を吟味するようにしましょう。サプリメントを選ぶ際には獣医師に相談することをお勧めします。

特に老犬の場合は既に病気などのために服用している薬との組み合わせもあるので、獣医師への相談は必須になってきます。

 そして絶対に人間用のサプリメントを与えないでください。成分が同じであっても人間用のサプリメントには犬が摂取してはいけない成分が含まれている可能性があるので、必ず犬用のサプリメントで栄養を補給してあげてくださいね。一気にたくさんのサプリメントを与えないこと、愛犬に合わないと思ったらすぐにやめることもとても大事なことです。

 愛犬にとってストレスが一番の負担になります!合うか合わないかを見極める際には日々の観察が最も大切になります。なので初めて飲むサプリメントを摂取してからは、普段以上に注意して様子や変化をみていきましょう。

挿絵:てりやき

まとめ


 老犬になり長く生きていればいるほど「愛犬と長く一緒にいたい」、「まだまだ楽しく過ごしてほしい」「辛い病気はしないでいてほしい」など、飼い主から願うことはたくさんありますよね。

愛犬のためにできることはたくさんありますが、できる範囲で飼い主の負担にもなりすぎない方法を選んでください。愛犬も、飼い主さんには元気でいてほしいと願っています。

“いつまでも”とはいきませんが、その思いを飼い主と愛犬で共にかなえるためにも、愛犬の栄養面や老化の状態を一度見直してみてはいかがでしょうか。

繰り返しになりますが、サプリメントはワンちゃんの体に入るものなのでまずは獣医師に相談してみる事が大切です。愛犬に合ったサプリメントが一度で見つかるとは限りませんので、合うものを調べて探し続けて、愛犬にずっと笑顔でいてもらいましょう!

ここまでのサプリメントの情報は老犬だけに限らず、様々なワンちゃんにも当てはまることなので、若いワンちゃんにも参考にしてみてください。

正しい知識を得て、可愛い愛犬と健康で楽しい生活を過ごしてください。

参照:北海道盲導犬協会HP ほか