老犬(シニア犬)はいつから?
何歳から?

2021/09/27

ラビット
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大型犬・中型犬・小型犬の高齢化はいつから?


愛犬がいつから老化が始まるか、気になりますよね。

犬は犬種や大きさで老化のスピードが変わってくると言われています。

小・中型犬と大型犬で、人間の年齢に換算した早見表を作成してみました。

【犬の年齢の早見表】

参照:獣医師広報( http://www.vets.ne.jp/age/pc/ )

このように、愛らしくて体が小さい小型犬は、

大型犬よりも早いスピードで老化してしまいます。

3歳になったばかりの愛犬が、人間の年齢では既に28歳!って、、

まだ11歳だと思っていたら、人間の年齢では60歳で企業によっては定年する年齢!って、、

小型犬はこんなにも、人間よりもずっとずっと早いスピードで年齢を重ねているんですね。

だからこそ、愛犬との時間を大切にしましょう。

つまり、老犬(シニア犬)はいつから?というと、

人間の年齢で60歳をシニア期と考えた場合、

小型・中型犬では11歳、大型犬では8歳となります。

ただ、一般的には、新陳代謝機能や免疫力などが徐々に低下してくるのが

平均的に7歳頃と言われていることから、

7歳くらいからシニア期に入ると考えられています。

だからと言って、早いスピードで年齢が進む小型犬の方が、

大型犬よりも早く亡くなってしまうのかというと、一概にそうでもないようです。

一般社団法人ペットフード協会が実施した全国犬猫飼育実態調査では、

2020年の犬の平均寿命は、超小型犬が15.19歳、

小型犬が13.97歳、中・大型犬が13.60歳となっています。

人の年齢に換算すると、小型犬の14歳は人間では72歳、

大型犬の13.60歳は人間では100歳以上です。

このあたりの理由は、小型犬は年齢を重ねるスピードが

高齢になると遅くなっていく点にあるのかもしれませんね。

愛犬の老化のサインは?


加齢による愛犬の体の変化、いわゆる老化現象は、

人間と同じように、もちろん犬にも現れてきます。

犬種や個体によって異なりますが、年をとると表れると言われている

一般的な外見上の変化をご紹介します。

●ごはんを食べない、食事量が減る

●歩くのを嫌がる

●睡眠時間が増える

老化とともに筋肉量が減っていきますので、長時間の散歩を嫌がるようになったり、

お昼寝の時間が増えるなど、一日の中で寝ている時間が多くなることがあります。

●白髪が増えたり、被毛が薄くなる

人間と同じで、年齢を重ねると白髪が増えます。

犬の場合、口吻(口の周り)で目立ってくることが多いです。

よく見える場所であることから、

この変化は最初に気づきやすい老化のサインと言えるかもしれません。

また、これも人間と同じで、被毛が薄くなったりしますので、

こちらも気づきやすい老化のサインと言えるでしょう。

愛犬の老化を感じたら、どうする?


では、実際に愛犬の老化を感じたら、どのように対処すれば良いでしょうか?

●定期的に動物病院で健康診断を受ける

というのも、本当は老化現象ではなく病気の症状という可能性があるかもしれません。

病気でないことをはっきり確認するためにも、獣医師さんの診察を受けましょう。

●肥満に注意する

代謝が落ちて運動量が減るっているのに、摂取する食事の量が同じだと、

当たり前ですが太りやすくなりますよね。

それは分かってるけど、栄養が足りているか気になって食事の量を減らせない、、

という飼い主さんもいらっしゃるのではないでしょうか。

老犬(シニア犬)になってきたら、次の点を注意した食事にしてみてください。

・高タンパクで低カロリーなドックフードに切り替えていく。

・ジャーキーなどの加工品は出来るだけ控える。

・水分の摂取量が少なくなっている気がしたら、

ごはんから水分摂取ができるウェットフードもおススメ。

●生活環境を見直す

飼い主さんに気にかけてあげたい、一緒に暮らしていく生活環境です。

・滑りにくい床にする。

老犬になると踏ん張りがきかずに滑りやすくばかりか、

滑った際の関節痛にも気を付けた方が良いので、

フローリングよりはカーペットや絨毯など、

床への敷物も検討すると良いかと思います。

・段差を少なくする。

犬も人間と同じように、老化によって足腰が弱り、

若い頃より身体能力が低下し、少しの段差が上れなくなってしまいます。

また加齢に伴って着地に失敗するリスクが増し、骨折や足腰の痛みの原因になります。

そこで、段差を解消するために、スロープや段差が緩やかなステップを用意しましょう。

スロープとステップはどちらが良いか迷った場合は、スロープをおすすめします。

ステップは段差が緩やかでも、上り下りの時に前足か後足のどちらかに負担がかかるので、

スロープの方が足腰の負担を軽減することができるかと思います。

・体温調節機能も衰えてくるので、室温にも注意。

加齢に伴い体温調節機能が衰えてきますので、

暑さや寒さに注意深く対応する必要があります。

エアコンで室温を調整する場合、

全身に毛のある犬は人間よりも体感温度が高いので、

人間にとって少し涼しいくらいが適温と言えます。

また、エアコン以外では、愛犬がくつろぐスペースや寝床に、

ひんやりするマットを設置するのも良いかもしれません。

老犬がかかりやすい病気


最後に、老犬(シニア犬)になるとかかりやすい病気を紹介します。

・悪性腫瘍(がん)

高齢になると抵抗力や代謝が低下するため、悪性腫瘍が発生しやすくなります。

悪性腫瘍ができる部位が様々なのは人間と同じです。

・心臓の病気

加齢に伴い心臓の機能が低下するため、

「僧帽弁閉鎖不全症(そうぼうべんへいさふぜんしょう)」が発症しやすくなります。

僧帽弁とは、心臓の中で血液が逆流しないように左心房と左心室を隔てている弁ですが、

僧帽弁閉鎖不全症になると、この弁が完全に閉じなくなってしまいます。

血液の逆流が起こることでさまざまな問題が生じる病気となりますが、

血液の逆流が起き始めた初期には、特に症状が無くても、

そのうちいろいろな症状が発生します。

重症になると、心不全を起こし呼吸困難や肺水腫を合併するため、

命に関わる可能性があります。

・腎臓の病気

腎臓の病気では、「慢性腎不全」が代表的です。

病気が進行すると、嘔吐や貧血、食欲低下という症状が出てきます。

・糖尿病

犬も糖尿病になります。

血液中のブドウ糖を体が利用できるようにするインスリンが不足することで生じる病気です。

高血糖状態が続き、様々な代謝異常を引き起こす状態になりますが、

進行すると白内障や腎臓病のような合併症を引き起こすことがあります。

この他にも、白内障や認知機能障害(痴呆)など、

老犬に多く現れる病気はたくさんあります。

みなさんの大切な愛犬が、高齢期になって、これらの病気で不必要に苦しまないように、

長く健やかに年を重ねられるように、愛犬の日々の行動や食生活を気にかけ、

何か気になる症状を発見したら早めに獣医師さんの診察を受けて

早期に対処をしてあげましょう。

みなさんのワンちゃんが、長く健やかで

楽しい老犬ライフとなりますことを、心より願っています。